奄美大島がグルクンの生息地域として最も北だと思っていましたが、黒潮海流の関係と温暖化の影響なのか、ここ4、5年で佐多岬でもグルクンがよく釣れるという事で、今回、そんな本土で釣れるグルクンを狙いたい衝動に駆られて南大隅町根占の遊漁船「将健丸(ショウケンマル)」さんにお世話になりました。
そんなこんなで、本命でグルクンを狙うのは初めてですが、サバとイサキも好調との事で、まだ梅雨も明けぬ7月の豪雨の中、6:30am出港しました。
根占港を出港して、佐多岬の灯台が見える「涅槃城沖(ネハンジョウ)」まで、約40分。
根占−佐多間の移動中は、餌や仕掛けの準備をしながら、船主から行き先のポイント情報や注意点などを聞きながら向かいます。
朝から激しく降っていた雨も、ポイントに着いた頃には少し上がり、早速、天秤カゴを投入。
(電動リールを使用しますので、事前に相談しておけば、専用のタックルを貸してくれます)
竿の穂先がグイーンと曲がり・・
一投目から丸々としたマサバ!
この水深35mのポイントで、どうやら底から5mの棚にわんさかいるようです。
お馴染みの首折りの儀式をしながら、仕掛け投入を繰り返し、同行者はサバとカワハギの入れ食い状態。
ここは、鯖(サバ)パラダイスです。
日本本土の海でグルクンを拝める事ができるとは・・
初めての魚なので、感動しました^ ^
大本命が釣れると嬉しいですね。
グルクン(タカサゴ)って・・
水中では、鮮やかなブルーの体色と二本の黄帯が綺麗な魚で、タカサゴと呼ばれています。沖縄県では、「グルクン」と呼ばれ、県魚に指定されており、唐揚げ・煮付け・焼き物などが美味しい南の大衆魚です。
そんなグルクンが、ここ佐多岬周辺で4、5年程前から少しずつ増えてきているとの事です。
今回、2匹しか釣れませんでしたが、成仏されますと、ご覧の通り、赤い色に変わります。
おもしろい魚ですよね。
時折、棚(レンジ)の変わるサバ釣りの合間に、ジグやタイラバを落としましたが、根魚も青物も全く反応なし。
トップでは、ダツやソウダガツオのチェイスが見られるも、ルアーは惨敗でした・・・が、
餌の方は・・
マサバの群れがゴマサバの群れに切り替わるも、引き続き、安定の釣果。
ゴマサバをメインに、カワハギ・マルソウダ・グルクンがポツポツ上がり、全員のクーラーボックスが満タン状態の・・まさに「爆釣倶楽部」に相応しい釣果になりました。(ホッ)
帰りは、根占−佐多のゴロタ帯を眺めながら、帰港。
この丸々と太ったサバ・ソウダガツオは、この時期7月が1番美味しい季節です。アニサキスも居なかったので安心。
シメサバも良いけど、サバのお刺身を食べられるのは、釣り人の特権です^ ^
そして、本命のグルクンも唐揚げで美味しくいただきました。
今年の夏 釣ってみたかった魚ナンバーワンのマイブームの「グルクン」。
これって・・温暖化の影響もあるのでしょうか??
確かではありませんが・・そんなこと考えさせられる釣行になりました。
知る人ぞ知る根占港の遊漁船「将健丸」
今回、アテンドして頂いた将健丸の船主:前田さんからの情報で、12月頃〜5月頃までは、「マダイ」が最もアツいシーズンに入るようですので、鹿児島県南大隅町で船釣りを計画中の方は、ぜひ一度ご利用してみてはいかがでしょうか。
船主:前田さんは、お魚パラダイスまで皆さんを連れて行き、必ず魚を釣らせてくれますよ^ ^
将健丸(ショウケンマル)船主:前田さん(09025129823)出港場所:根占港(佐多沖まで行きます)乗船費:10000円/名(最大7名まで)