一発大型狙いの春、数釣り小型狙いの秋。
春のエギング、秋のエギングでは、釣れるイカのサイズが違うのは、エギンガーには知られている事ですが、小型のイカを狙う秋イカシーズンに大型のイカを釣るための3つのコツをご紹介します。
春イカと秋イカの特徴を分けると・・
アオリイカには、春と秋のシーズンでそれぞれ行動に違いがあります。
春イカ・・
産卵目的で浅場まで接岸し、産卵場所で餌を捕食しながら産卵活動に入ります。この春の産卵時期にはオスとメスがペアを組んでいる事が多く、一杯釣れたらもう一杯釣れる可能性も高いシーズンです。
秋イカ・・
春に生まれたばかりの小型のイカ(新子)は、外敵から身を守る為に群れを作り、大きくなる為に貪欲に餌を捕食します。素早い泳ぎで、活発にエギをガンガン追いかけてくる釣りやすいシーズンです。
釣れ続ける「秋イカ」
エギをキャストして引いてくると、足下までアオリイカが寄ってくる事があります。そうなればサイトフィッシングの始まりです。
秋イカシーズンの特徴といえば、サイトでエギングが楽しめる事もあげられますが、そのような状況になると、「同じ場所で釣れ続ける可能性」を秘めていますので、チャンスですね。
興奮させよう
イカは興奮状態になると体色を黒っぽく変化させますので、近くまで寄ってきて黒っぽく体色を変えた時は、近くにまたエギをフォールさせてみましょう。
一発でのせる可能性が非常に高い状況で、釣れ始めたらフィーバー開始です。
エギを抱かないイカの攻略サイトエギングでは、イカがエギを追いかけてきても、なかなか抱きそうで抱かないような時がありますよね。そういう場合は下記を試してみてください。⑴テンションをかけてフォールかフリーにフォールさせるなど、フォールを変えてみましょう。⑵エギをステイさせてみよう。⑶近くまで寄ってきたら、アクションを変えてみましょう。⑷見えイカは諦め、ボトムまで落として探ってみよう。それでもダメなら、諦めて次の場所へ移動しましょう。
3つのポイント
それでは、秋イカシーズンにおける巨大イカを釣る攻略を3つあげます。
①ディープ(深場)を狙う
小型のイカが見えるその水底には、大型のイカがいる事もあります。探って反応がない場合は、場所を変え、ランガンしながらディープを狙っていきましょう。
ワンポイントアドバイス:墨跡のチェックをしよう
小さなイカが吐く墨跡は小さいですが、大きなイカの吐く墨跡は大きいのは当然ですよね。やはり他のエギンガーが釣ったイカの残す「墨跡」は、非常に重要なポイントになります。
②大きなエギを使う
大型のイカを狙うのであれば、大きなエギを使う事をおすすめします。
小さなイカも大きなエギを抱く事もありますが、ショアからの場合、深場にいる大型のイカを狙うには飛距離が出る大きめのエギが有利で、ボトムも取りやすく、秋シーズンも沖のディープに潜む大型のイカを狙うセオリーとなっています。
③春の産卵場所を狙おう
春に産卵したイカは、記憶を辿ってまた同じ場所に餌を探しにやってくる可能性が非常に高く、春に釣れた場所を覚えておくと、秋でも大型イカと出会える可能性があります。
ワンポイントアドバイス:狙う時期は、晩秋よりも早秋
地域にもよりますが、春の水温に近い早秋は、稀に産卵する個体もいます。
産卵しに来ている大型イカもいるかもしれませんよ。
秋はとにかくランガンスタイル
以上、秋に巨大イカを狙うための3つのポイント、いかがでしたでしょうか?
秋に大型のイカを釣り上げる為のポイントを、一括りに大きくまとめると「秋はとにかくランガン」しながら、エギングを楽しむ。
大型のイカを釣る難しいシーズンに、少しでも大きなイカを釣り上げるためのポイントを大きく3つに分けてみましたが、これらの3つのポイントを抑えておく事で、秋シーズンでも巨大イカに出会える日が来ます。
ぜひ、みなさんもこれらの3つのポイントを意識して、秋のエギングをお楽しみくださいね。