キャンプをするにあたって、かなり重要なポイントとなってくるキャンプサイトのセレクトですが、家族の為にも一度くらいは下見に行きたいけど・・
なかなか行けません。
そんな忙しいお父さんのためにも、より快適で、安全な楽しいキャンピングにする「知っているだけで得するキャンプサイトの選び方」を5つご紹介します。
キャンプサイトの選び方
・地形と地面をチェックする
サイトを決める前に地形と地面を見てみましょう。窪地や他が乾いているのに地面が濡れているようなところは、大抵、水はけが悪い事が多いです。
雨の時は水没する可能性も高いので、注意が必要です。
・なるべく平らなところを選ぶ
立っていると意外にもわかりませんが、寝転ぶと傾斜を感じることがあります。寝ることが困難になる場合もあるので、極力、平らな場所を探す事をおすすめします。
・トイレのそばは避けよう
トイレがそばにあるのはいい事ですが、深夜・早朝問わず、人が出入りします。足音やドアの開け閉め音などが気になり熟睡できない場合もあるので避けた方が無難でしょう。
・川の中州は絶対NG!
中州にサイトを作るのはご法度です。川の上流では雨が降っている事もあるので、通常時は中州へ渡れても増水すると戻れなくなったりする危険性を秘めています。最悪の場合、鉄砲水でやられてしまうので、非常に危険ですのでやめましょう。
・風を考えよう
風が強い日などは、風をかわせるポイントを探しましょう。近くに森や大きな木があるだけでも随分と違ってくるので、そういう場所を選ぶ事をおすすめします。風の盾になるものが近くにない場合は、最悪は車を盾にすると、少しでもテントやタープの設営も楽になってきます。
補足:設営と道具の配置について
キャンプサイトが決まれば、いよいよ設営になります。補足として、設営と道具の配置について基礎的な事を並べてみましたので、参考になれば幸いです。
タープ
まずはタープを張る
タープがある場合は、最初に張ることをおすすめします。雨が降ってきた場合でもタープ下で作業ができたり、インナーを濡らさずに設営する事が可能になります。
タープの張り方を予習しておく
敷居が高いと思われがちなタープも要領さえ掴んでしまえば一人で、短時間で張ることができますので、事前の予習が大事になります。
ペグ
打ち方①
ペグは地面に対して45°、ラインに対して90°に打ち込むと抜けにくいです。安易に打ち込むと抜けやすくて、強風時にはペグが凶器にもなりえます。
打ち方②
ペグを打ち込む時には、ペグを打ち込む側に足を置いて角度を保持しつつ打ち込むのがポイントです。
ペグの効かない時は?
砂浜や雪などでペグが効かない場合は、コンビニ袋やペットボトルなどを利用します。ロープを巻いた後、砂や水を入れてそのまま地面に埋めます。
風の強い時は入口を風下に
風の強い時は、入口を風下にしましょう。一般的なドームテントの場合は、まずインナーを広げて風上側をペグダウンし、フレームを通して、アウターを掛けて立ち上げ、風下側をペグダウンします。
シート
グランドシートを用意
ブルーシートなどでも代用可能ですが、生地の損傷と防水力の低下を防ぐ事を目的として、インナーテントの下にはグランドシートを敷きましょう。インナーテントよりも小さい面積にするのがポイントです。
できることは早めに
テントを立てたら、すぐにマットレスを引いたり、シュラフを出したりしましょう。キャンプでは時間があっという間に過ぎていきますので、早めに寝る準備を心掛けておきましょう。
ガイドライン
ガイドラインをしっかり
テントのガイドライン(テントの横から出ているロープ)は、しっかりと張らないと、突風で飛ばされたり、壊れたりする事があります。設営時に風が無くても必ず張っておきましょう。
火器関係
ポンピングを楽に
ガソリンランタン、バーナーのポンピングは意外と面倒です。少し大きめのスーパーボールで穴を抑えながらポンピングすると作業がかなり楽になります。
ホワイトガソリンを入れる時
ランタンや2バーナーにホワイトガソリンを入れる時は、口を上にして入れるのがおすすめです。ガソリンが溢れずに、キレが良くなります。
ホワイトガソリンの分量
ガソリンの燃料器具に燃料を入れる際は入れ過ぎに注意しましょう。空気の圧が掛けられないと気化されるまでに時間がかかる上、大きな火が出てしまいます。
ボールの空気入れを使う
炭の火力を上げる時は、うちわよりもボールの空気入れがおすすめです。押しても引いても空気が入る小型の空気入れは、炭をピンポイントに狙えるため、一気に火力をアップさせられます。
空き缶を台座に使う
蚊取り線香の台座を忘れた時は、空き缶を使ってみましょう。プルタブをまっすぐ上にして線香の真ん中を入れ、缶に沿わせるだけです。重しがわりに缶に水を入れ、倒れないようにします。
大きめの水筒にお湯を
お湯が必要になる事の多いキャンプ。その都度、お湯を沸かしていると時間が勿体なく、火器類をセッティングしたら、まず、お湯を作って水筒に入れておくと、洗い物やコーヒーに重宝します。
テント内では火器使用厳禁
当たり前のことですが、テント内でのバーナーやもちろんガソリンやガスランタンの使用はNGです。火事や一酸化炭素中毒の原因になります。
さいごに・・
テントやタープを組み合わせ、サイトを作る作業は「秘密基地」をこしらえるのに似ています。ぜひ、環境を考慮し、ご家族やパートナーに技術を伝えながら、自分たちだけの快適で安全な遊べるキャンプスペースを形にしてみてください。
みなさんの知識と経験を総動員して、家族みんなが思う存分キャンプを堪能できる配置と楽しみ方を出発前の参考になれば幸いです。
キャンプを楽しんでくださいね。