皆さんは、魚の口の中に寄生する虫の事をご存知ですか?

こちらの気持ち悪い虫は、「ウオノエ通称タイノエと呼ばれる寄生虫です。

主に、タイ・アジ・サヨリなどの口の中やエラ、体表などに付着し、魚の体液を吸いながら寄生します。

見た目も気持ち悪い・・。

 

ウオノエに寄生された魚は、貧血・栄養障害などを引き起こすそうですが、人間が魚と一緒に誤って食べてしまったとしても人間に寄生することはありません。漢字では「魚の餌(うおのえ)」、「鯛の餌(たいのえ)」と書きます。

 

どっちが餌としてんだよ」と

ツッコミを入れたくなりますが・・。

 

そんなウオノエですが、食べ方は至ってシンプルな方法で食べるようです。ウオノエの生態から見ていきましょう。

 

魚に寄生する生物を狙って食べる人は皆無だとは思いますが、昔は食べられていた歴史があったみたいですよ。

 

 

ウオノエの生態

 

世界には300種類以上のウオノエが存在し、ウオノエ類は寄生生活中に適応した性転換や共食いなどをする特殊な生物です。
まず、魚の口の中へ先に寄生したウオノエは精巣と卵巣を備え、2匹目が寄生したら、どちらかの個体は精巣を失いメスに性転換を遂げます。魚に寄生しながら、成長・性転換・繁殖します。

口の中で栄養を奪う上に、更に口の中で性交し、出産して増えていくなんて。。恐ろしいパラサイト!怖すぎる。

 

食用としてウオノエを食べてもアニサキスのように人体には害は無いと言われています。

でも・・寄生虫って聞いたら、とても食べる気には・・

ウオノエの取り除き方

 

釣った魚の口の中にウオノエを見つけて、もし処分したい場合は、ウオノエを取り除くことが可能です。
ウオノエは14本の脚で魚の口の中などに、しっかりとこびり付いているため、針外しやプライヤーなどで引っ張り出して取ることができます

ウオノエを魚の餌にした場合

 

釣った魚にウオノエが付いていた場合、その場で取り外して、魚の餌としても代用できます。タイラバのフックにウオノエを付けて、大型のマダイを釣った釣り人もいるくらいなので、ウオノエは万能な釣り餌として使えます。

 

ウオノエを飼育したい場合

 

大きいサイズのウオノエの場合、遊泳能力はなく、そのまま水槽で飼育する事は非常に難しいといえます。ウオノエを飼育するには、ウオノエが寄生した魚をそのまま生かした状態で水槽に入れるか、もしくは、水槽の中で慣らした魚へ生きたウオノエを餌として投入して寄生させる方法です。

 

何れにしても、魚の栄養を吸い取って栄養摂取する事しかできないウオノエは、魚と共存させて飼育する方法しかないでしょう

 

生態については、まだ不確かな点もあり趣味でウオノエを飼育してみたいという人も少なからずいます。

 

魚の口の中やエラに付いてるウオノエは動かないので、

魚と一緒に飼育するしかないですね。。

 

 

ウオノエの食べ方

 

ウオノエ自体を専門で食べる人はほとんどいませんが、「唐揚げ」がポピュラーな食べ方のようです。

見た目が見た目なので、敢えてそのままの姿を残して丸揚げするのが良いでしょう。

 

いや、、普通に見た目だけでで食い気は落ちるでしょ(笑)。

 

ガーリックシュリンプ風にウオノエシュリンプとか合いそうですよね。

 

 

いや、、合いそうとかじゃなくて、見た目が。。。

 

 

 

 

 

 

これですよ。。。

 

これ・・

 

 

 

 

ウオノエの味

 

ある水産研究チームによると、唐揚げにして食べると殻ごとパリパリ食べれてシャコやカニのような味がしてとても美味しいです。

エビの食感卵付きのシャコの味をイメージすると良いです。

 

エビの食感に卵を持ったフナムシ・・・いや、シャコですね・・

やっぱ、、無理(笑)

 

さいごに

 

ウオノエの食べ方はシンプルにから揚げ。いかがでしたでしょうか?

意外にも美味しいウオノエ。もし、機会がありましたら考えてみてください。

*当記事は、ウオノエを食べる事をオススメしているものではありません。

 

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