エギングでの主なターゲットとなるアオリイカやコウイカとは違う「ツツイカ」は、スルメイカ・ヤリイカ・ケンサキイカ・ソデイカなど筒状の細長い体型をしている種類のイカの事を指します。

エギングのターゲットと言えば、アオリイカというイメージが強いですが、アオリイカとは明らかに形が違い、いかにもイカらしい姿形のイカになります。スッテで狙う船釣りのメインターゲットとしても有名ですが、ショアから時期限定で狙うことも可能なツツイカのライトエギング。

今回は、エギングのターゲットとしてツツイカを狙うためのポイントをいくつかご紹介します。

 

外海と夜を狙おう

月夜の満月

月夜

 

 

 

 

 

 

ツツイカ狙いでは、船釣りのスッテを見れば分かるとおり、やはりナイトゲームが基本になります。関東では小型のムギイカやマルイカは、日中の出船もありますが、やはり基本は夜です。

これらのツツイカは、同サイズで大きな群れを作ります。

そのため、ひとたびアタリ始めれば、続けざまに抱いてくる「入れ抱き状態」になることが多く、ツツイカの群れが来たときには、手返し良くキャストして数を伸ばす必要があり、ここが腕の見せ所ともいえます。

加えてツツイカ類は、足が早いのも最大の特徴で、バタバタ釣れ盛っても、数分から数十分経つと、嘘のようにシーンと静まりかえってしまうこともあります。

基本的に外洋性のイカになるため、外洋に面した場所であれば、どこでもツツイカは狙う事ができます。

 

移動&キャスト

時に、水面に浮いて泳いでいたり、ベイトを襲ったりしているツツイカを目視で確認できる事がありますが、見えない中層やボトムを移動している群れが居る場面も多くあります。

 

群れの移動が早いツツイカには、群れを追いかけるというよりも先回りするかのように移動とキャストを繰り返すことが、有効なメソッドになります。

 

フィールドに合わせてエギをチョイス

数多くリリースされるツツイカ専用のエギは、小さいタイプのエギが多く、ライトエギングならではの繊細さを活かすことができるものがほとんどです。

もちろん、それらの専用エギが活躍することは間違いなしですが、3.5号の比較的大きめのサイズのエギも主力エギとしておすすめします。

その大きな理由としては、やはり「」。

 

風が強い時です。

 

エギは、飛距離が出れば出るだけ、風でラインが流されてしまい、エギも風に引っ張られてズレてしまいます。正確なタナとりとしっかりとしたボトムコンタクトが、ツツイカにももちろん必要だからです。

 

さらに、ツツイカは日によってタナが大きく変わります。特にヤリイカは、光量に対してとても敏感で、水の澄みかたでも光の通る量が変わり、その日のタナ、すなわちイカがいるレンジに大きな違いが出てきます。

 

一口にツツイカと言っても、その種類によって釣り方やその対応は大きく変わってきます

 

どの釣りにも言える事ですが、ツツイカ狙いについてもフィールドの状況に合わせて必要な道具を合わせていきましょう。

 

 

それは、このツツイカライトエギングでも、アオリイカ狙いでも、シーバスでもアジ狙いでも基本は変わらないという事だね!

狙うべき時間帯とポイントは・・?

 

先ず、ツツイカ狙いのライトエギングで選ぶべきポイントで重要な要素を2つ挙げるとしたら、やはり「外洋に面している場所」と「夜の常夜灯」の2つでしょう。

 

外洋に面した潮通りの良い漁港・堤防に加えて、夜間にプランクトンが集まりやすい常夜灯があれば、移動&キャストを繰り返す事に適しています。

 

最も釣果を期待できる時間帯については、「夕マズメ」と「夜」のナイトゲーム中心が基本になるツツイカエギングですが、朝陽が上がってしばらくすると、深場へと群れごと移動してしまうことがほとんどです。

 

本気でツツイカを狙ってみるとなると、夕マズメから朝までが基本となりそうです。

 

大型アオリイカが産卵を迎える少し手前のツツイカシーズン。「外洋×闇の釣り」を、みなさんもぜひお楽しみくださいね!ツツイカも基本的に回遊してくるので、潮があたる所で粘り待つことも一つの手段かもしれないですね!

 

 

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