パワーファイトを支える強固な結束「FGノット」の結び方を解説していきます。

FGノットは、PEラインとリーダーを結ぶ、非常に優れたラインシステムです。

リーダーのコブが出来ずに、ガイドの通りもスムーズな為、シーバスゲームやジギングに限らず、エギングでも愛用されているラインシステムで結び方を覚えておくと非常に便利です。

 

編み込み型のシステムなので、慣れるのに練習を要しますが、熟練してきた場合は、安定した結束強度を維持していくことができ、皆さんの釣りを快適にしてくれる事、間違いなしです。

 

◼️FGノットの結び方

 

今回、ロープをPE、棒をリーダーとして解説します。

 

①まず、写真の通り、PEラインを人差し指と薬指に巻きます。

 

 

 

 

②指を回転させて、間にリーダーを通していきますが、リーダーを上に通した時にリーダーを噛んで固定し、編み込みを締め込むようにします。

 

 

 

↓を参照↓ 

 

③PEの輪っかの中にリーダーを通して一回クロス。

 

 

 

 

ワンポイントアドバイス

最初の編み込みでテンションをかけて、安定した編み込みを作ろう!

 

④リーダーを起こし、PEを下にします。

 

 

 

 

 

⑤リーダーの下で手首を返し、クロス。

この時、リーダーの端は口で固定し、写真のようにPEを張って締めます。

 

 

 

⑥再び、リーダーを下にして、手首を返して、今度はリーダーの上でクロスします。

 

 

 

 

ワンポイントアドバイス

テンションを徐々に低くし、システムにかかる力を分散させよう!

 

⑦通常のFGノットは、テンション緩めのまま15回程編んでから締め込みますが、今回のパターンは、一回クロスして編むごとにテンションを掛けながら組んでいくのがコツです。

 

始めの5回位は、リーダーの端が上にきた時に口で噛んで張りながら、右手の指を引いて、クロスした編み部分にテンションをかけます。60%位の力加減です。

 

⑧常にクロスした先端を押さえるようにして、12〜15回程編み込みます。力加減は最初の5回の編み込みより弱くしましょう。

 

 

 

 

⑨ここでハーフヒッチを一回して仮止め。

 

 

 

 

 

⑩写真の矢印方向に向けて、引いて締め込みます。

 

 

 

 

ワンポイントアドバイス

ライン角度の急な締め込みで、ラインにかかる負荷を低くしよう!

⑪仮止め&締め込みは完了です。次は、ハーフヒッチ二回目です。ハーフヒッチは表に回して一回、裏に回って2回とカウントします。一回ごとにしっかりと締め込みましょう。

 

 

 

⑫ハーフヒッチ2回分。この2回でワンセットを、5回程繰り返します。

 

 

 

 

⑬リーダーとメインラインを合わせてハーフヒッチ5セットした後に、最後はメインラインのPEだけにハーフヒッチを5セット。これでようやく完成です。

 

 

さいごに・・

 

今回のFGノットの解説は、「編み締めバージョン」でしたが、軽く15回程編み込んでから、最後に締める方法でも基本は同じです。

 

今回ご紹介した方法では、最初の編み込み数回を、一回ずつ締め込む事で、編み込みが団子になる事や、巻き始めのテンション抜けを防ぐのが、今回の方法です。

 

今ひとつFGノットの完成度が上がらない方は、ぜひ、お試しください。

 

 

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