エギで釣りをしていると他の魚も一緒に「釣れないかな・・」って思ったりしますよね。
今回、ブログやツイッターなどでの情報を一気にまとめてみました。
エギとは
エギとは、主にクスノキを材料にして作る「擬餌鉤(ぎじばり)」のことです。
エビや小魚をかたどり、色んな色の生地を巻き付けたイカを釣る為の鹿児島県発祥の和製ルアーで、最近ではプラスチック製のエギなどもあります。
「エギング」がブームになってからは、音のでるエギ、飛距離の出るエギ、巻くだけで釣れるエギなど、様々な種類のエギが釣り具のメーカーから販売されています。
エギの号数
一般的に市販のエギには、エギングロッドに対応するエギ号数が明記されていますので、その重さを基準に選ぶ事になるので、号数を調べておきましょう。
釣果を上げたいときのエギの号数はどのくらいがいいの?
浅場のシャローエリア・深場のディープエリアの両方を使える3号~3.5号がベストですが、シャローとディープ、海底の形状、潮の流れなどで合数を変えるのは必要なことです。
エギには統一された規格がないので号数が同じであっても重さや長さが製品によって若干重さが異なります。おおよその号数と重さの基準は表のとおりとなっています。
2.5号 | 10g |
3.0号 | 15g |
3.5号 | 20g |
4.0号 | 25g |
エギで釣れた魚(まとめ)
画像:Pixabayさん
エギングといえばアオリイカなどのイカですが、それ以外にも釣れた魚をまとめました。
タコ
タコは甲殻類や二枚貝を好んで捕食する生き物。
嗅覚ではなく目で獲物を確認して捕食すると考えられています。
もちろん、エギングの餌木も捕食対象。
動いていなエギでも、タコにとっては捕食対象になります。
なので、フォール中(エギが沈んでいる時)やステイ中(エギ無動作)にアタックしてきます。
エギングは海底に沈ませてからしゃくるので、エギが着底したときがタコにとって狙う瞬間になります。
8本の長い手を伸ばしてエギを抱え込み、貝をも砕く鋭い歯で捕食しそうになっていたらもうこっちのもの。
タコがかかった時は、何かに張りつかないよう急いでリールを巻きあげましょう。
岩場や海藻などに隠れていることも多いので、そのような場所ではエギングは引っかかりやすく、タコがかかっても根がかりか海藻が引っかかったと思ってしまいます。
上手く上げられた場合は、タモなどを使って確実に捕らえることが大切です。
ちなみに、ヒョウモンダコは猛毒を持っているので、エギングでヒットした場合は触れないようにリリースしましょう。
エソ
こちらもエギにアタックしてくることが多い魚エソ。
エソは通常、昼間は海底や砂底に潜んでいて夜に活動する魚ですが、昼間でもしょっちゅう釣れます。
それでもエギングでたまたま釣れるのは夜が多いかもしれません。
エソは基本的に何でも捕食すると思って良いかもしれません。
エギングの場合はフォール中よりも、着底したステイ中にバイトすることが多いです。
エギの他にも、ジグにも反応することもあるよね。
サバ
かなり稀ではありますが、サバがエギで釣れた情報も。
確認した情報ではエギのフォール中(沈んでいる時)にHIT。
サバはもともと小魚はもちろん、オキアミなどの甲殻類も口に入るサイズであればパクリと捕食します。
通常の25gサイズほどのエギだとかなり無理があるかもしれませんが、小さめのサイズのエギであれば捕食対象になるそうです。
サバがエギを飲み込もうとしても、綺麗にフッキングしていることはほとんどなく、ヒットしても外れやすいので早めに上げることが重要になりそうですね。
ダツ
動くものに対しては敏感に反応することでも知られているダツ。
ダツと言えばダイバーキラーとの異名を持つほど危険視されている魚の一種ですが、やはり高い捕食性はエギも捕食対象のようです。
もっともダツは、小魚の鱗などに反射した光に敏感に反応して捕食するために突進してきます。
なのでエギでダツがヒットする場合も、エギがキラリと光るような仕様の物ではなくてはいけません。
ダツを狙ってエギングをする人はいないかもしれませんが、光るエギはダツが釣れてもおかしくないということですね。
エギのアクションに対しても貪欲に反応するなんて脱(ダツ)帽です。
シーバス
さすがフィッシュイーターの代表格シーバス(スズキ)。
海底をズル引き、海中をリトリーブ中(ただ巻き)にエギにバイトすることがあります。
うれしい外道ですが、エギにシーバスがヒットすると下あごにフッキングしていることも多く、上手く上げられるには運とテクニックが必要になります。
無理に上げるようなことはせずに、じっくりと弱らせてからタモなどを使ってあげると良いでしょう。
ヒラメ
こちらもうれしい外道ヒラメ。
アクションを数回起こして海底に着底した瞬間にバイトすることがあります。
ヒラメがヒットするときは、しゃくりの回数は2回程度と少な目で、しゃくる幅も短めでなくてはいけません。
そうでなければヒラメにエギ自体のアクションが分かりにくく、バイトしてこないです。
カンナ(針)の浅くかかった場合はランディングに成功する確率は極めて低いので、かかった場合は無理なファイトはせず、ドラグを少し緩め、一定のテンションを保ちながら寄せましょう。
根魚(アコウ・クエ・ガシラなど)
口の大きい根魚もエギにアタックしてきます。
ボトムをとって、狙うは「丸のみ」でしょう。
ただ、根魚系は岩場に潜んでいることが多いです。
そんなところでエギングをするとエギがいくつあっても足りませんから、エギで狙うのはやめておいた方が無難かも。
エギでクエなどがかかると一生自慢できそうですね。
GT
エギングロッドでGT(ジャイアントトレバリー)とファイトするなんて大変でしょうね。
GTがエギでヒットする場合は、大抵船釣りの場合ではないでしょうか。
というのも、GTはショアから釣れるのはほとんど小さなサイズ。
小さなサイズのGTはエギを狙うほどの捕食性はありませんから、ショアからイカ釣りをしていてGTがヒットすることはほぼ有り得ないと言っていいかもしれません。
イセエビ
エギでイセエビを釣った方がいました。
エビがエビを狙うとは少し信じがたいですが、本当にあったそうです。
有り得ない事が稀に起こるのがエギングの醍醐味ですね。
エギで伊勢海老はかなり確率が低いので狙う人は少ないかもしれませんが、もし釣れたとしてもイセエビ漁は許可を持ってないといけないそうなので、リリースした方が良いかもしれません。
その他エギで釣れた魚
その他、エギングで釣れた魚をまとめてみました。
ウツボ、カワハギ、カマス、カサゴ、マゴチ、オニオコゼ、マダイ
など・・・
こんな魚がエギで・・と、どれも信じがたい魚種ばかりですが、夢が広がりますよね。
まとめ
エギで釣れた魚の情報まとめの記事はいかがでしたでしたか。
エギングで釣れる魚は、外道であってもおいしい魚ばかりで、アオリイカに拘らずエギを使った様々な釣りを楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。
それだけエギの持つ動きは応用範囲が広いです。
アオリイカやヤリイカはしゃくってフォールしているときやステイしているときにヒットします。
コウイカなどは着底したときに忍び寄ってきて、バイトすることが多いです。
いろんなアクションでイカを狙っていて、それで魚がヒットしたときは面白いですよね。
これからエギングを始めるという人も、まずエギを選んで色んな魚を狙ってみてマルチに釣りを楽しむ事も一つの手だと思います。