皆さんは、バスフィッシングをした事はありますか?
バスを狙う時にも使われるポピュラーなリグ「テキサスリグ」は、海の根魚(ロックフィッシュ)の潜むポイントを攻める釣り方としても有効です。
ロックフィッシュの潜むポイントでは、ルアーが根掛かりしやすいことが多いので、欠かせないのがテキサスリグ。
「ボトム」をしっかりと探りたいロックフィッシュゲームにおいては、テキサスリグがおすすめですが、どうしてもルアーの根掛かりや根擦れによるラインブレイクなどのトラブルが起こりやすいです。
障害物の多いポイントでもリーダーを太くしたり、フックの軸を細くしたり、重さを調整したりなど対策をしましょう。
テキサスリグとは
その名前の通り、アメリカテキサス州が発祥の地といわれており、障害物に潜むバスを釣り上げる為に考えられ、フック先端部をワームに隠し、極力障害物に引っ掛からないように攻める仕掛け方です。
テキサスリグはボトム攻めに
ソイ・メバル・ハタ・カサゴなどを狙うロックフィッシュゲームにおいては、ゴロタや地磯、岩礁帯など自然が作り出した根の荒いストラクチャーなどがポイントになることが多いですので、そのような場所のボトムをテキサスリグで攻めることをおすすめします。
釣り場・潮の時間帯などの条件下で表層・中層のレンジをミノ―やジグヘッドで探ったりして、ロックフィッシュが浮いている状況かなど活性を見極めていくと良いです。
そして、「活性が悪い時にボトムレンジを探りたい」そんな時こそテキサスリグの出番になります。
テキサスリグを、一言で言うと「ボトムをとって、ボトムを感じる」と言ってもいいリグでしょう。
テキサスリグ重要なボトムコンタクト
根が点在するポイントで狙うエリアを定めたら、しっかりとポイントを絞り込んでキャストします。
ストラクチャーに隠れながら息を潜めているロックフィッシュ。
フォール中にバイトしてくることが非常に多いです。
これは、ショアでもオフショアでも多くあります。
ワームが着水してからボトムに到達するまでにバイトすることが多い為に、フォール中のバイトを拾わないといけません。
着水時にワームを手前にカーブを描くような「カーブフォール」でゆらゆらとボトムにフォールさせましょう。
フッキングが甘くなりがちなテキサスリグに加え、更にフォール中のフックの方向が不安定な状態なので、他の魚よりも比較的大きな口を持つロックフィッシュの口に飲み込ませてから、しっかりとガッツリフッキングさせる事が必要です。
テキサスリグの基本的なアクション
ボトムコンタクトをとれたら、すぐにアクションかけましょう。
着底後にすぐにアクションに入らないと、見切られてしまったり、バイトを拾えなかったりしてロックフィッシュが根に入ってしまう事になるので、ボトムをとった後の早い立ち上がりが大切です。
着底後、基本的なアクションといえば「リフト&フォール」。
仕掛けを上にしゃくり上げてリフトし、ラインスラッグをとりながらフォールさせていく事を繰り返していきます。
フォール後の「ただ巻き」も効果的な時があります。
回収中のただ巻きに突然バイトしてくることもあるので、油断はできません。
あと、チヌ狙いのアクションでも使える技ですが、テキサスリグの「ズル引き」+「ボトムバンピング」。
「ズル引き」
その名の通り、ボトムをズル引いてくるだけのアクションですが、やる気の無いロックフィッシュやその他の外道にも有効です。
「ボトムバンピング」
ズル引きに加えて「海底をぴょんぴょんとはう甲殻類」をイメージしながら、ボトムを小刻みにぴょんぴょんとバンピングさせながらロックフィッシュにアピールします。
こちらもズル引きアクションとセットで使うと良いでしょう。
「ただ巻きスイミング」
狙いたいレンジをただ巻いて泳がすだけのアクションです。
シンプルなアクションですが、状況次第では有効な動きになる場面も多くあります。
ポイントでの地形チェックにも使えますので、まずはただ巻きスイミングを試すと良いかも。
無限に楽しみ方があるテキサスリグ
ロックフィッシュをターゲットに使うテキサスリグは、自分なりに合ったアクションを幾らでも見つける事ができたりします。
ジグヘッド、ノーシンカー、スプリットショット、ダウンショットなど、色んなリグもありますが、シンカーの素材や種類、違うシルエットのワームなど組み合わせたりして、試行錯誤しながらアピールしていくと、ロックフィッシングはもっとおもしろい釣りになっていくでしょう。
自分に適合した釣り方を「テキサスリグ」でたくさん生み出して、ロックフィッシングを無限に楽しんでください。