自然の中で遊び、食べて、リラックスして楽しんだキャンプ。
特別な時間を過ごした翌日は、キャンプサイト撤収の帰りの日となりますが、キャンプ撤収の際に気をつけるべきポイントやテントの片付け方、おすすめなどをご紹介します。
朝食は手軽なものにしよう
清々しくおいしい空気を味わいながら、帰りの日となる朝はテントやタープなどを全て片付けなければなりませんね。それ故に、朝食は出来る限り簡単に調理できるものが基本です。
保冷材代わりに使っていた冷凍うどんなどを“ぶっかけ”にしたり、ホットサンドを作ったりと、ゆったりしつつも調理時間の短縮を意識していると良いでしょう。
撤収
ちょっとした事を意識しながら片付けするだけでも、快適にテントサイトを撤収する事ができますので、参考にしてみてください。
タープは最後に片付けよう
片付けなどをしている時に、雨が突然降ったり、日除けスペースなどに使える為、タープは一番最後にたたむのがセオリーになっています。一人用のワンタッチテントなども素早く片付けすることが可能なのでおすすめです。
テントの片付け
テントの片付け方にも、ちょっとしたコツがありますので、知らなかったという方は、ぜひとも参考にしてみてくださいね。
・ペグを抜く
撤収時に以外にも苦労するのが「ペグ抜き」です。抜きにくいペグは、余ったペグをフック部分に引っ掛けて、左右に回しながら引くと楽に抜くことができます。
・テントのボトムを乾かす
天候が晴れている場合でも、テントのボトム(底)は濡れている事が多くあります。ドームテントであれば横にしたり、それ以外のテントでしたら生地をひっくり返して乾かしましょう。その際は、風でテントが飛ばないように、1、2ヶ所をペグ止めするか、重しを乗せておきましょう。
・テントポールは真ん中から
テントポールの中には、バンジーコードが入っています。端からたたむとコードが伸びてしまうので、たたむ時は真ん中の部分からたたむと、コードを傷めなくてすみます。
・雨に濡れたテントの片付け方
雨に濡れてしまったテントは、無理をして収納袋に入れずに、大きめのビニール袋かゴミ袋を二重に重ねて入れ、持ち帰りましょう。
・濡れたテントの乾かし方
濡れたまま持ち帰ったテントやタープは自宅に持ち帰ったのち、広げて陰干しでしっかりと乾かしてから保管するようにしましょう。
当然ですが、濡れたままの状態で保管すると、次回使う時にびしょ濡れのテントを広げるという悲惨な状態になったりします。
帰宅
・テントを干すポイント
庭や公園などの広い場所で、もう一度テントを組み立てて干す事が最善の方法ですが、広い場所を確保できない場合は、物干し竿2本を跨ぐようにテントのボトムを上にして干すと乾きが早くなります。
・帰りのクールボックスに収納しよう
帰りのクーラーボックスは、中身が空になっても大きさは変わらず、車の荷物スペースを広く使いますので、濡れたテントやタープ、レインウェアなどを入れておくと便利です。それ以外にも、濡れているものをクーラーボックスの中に入れて持って帰れば、水で車内を濡らさずに持ち帰る事ができます。
・牛乳パックは火消しパックにしよう
最近では、キャンプ場に「炭捨て場」が用意されていたりしますが、もし、まだ使える炭などがあれば、もったいないので持ち帰りましょう。牛乳パックの上部を大きく開き、水を入れて、そこに炭を入れます。炭の温度がおちついたら、水を捨てて、ガムテープでパックを閉じて持ち帰ります。
家に帰ってからしっかりと干せば、次回もまた使う事ができます。
さいごに
楽しかったキャンプの撤収や片付けなどは、面倒に思うかもしれませんが、次にまた楽しいキャンプのひと時を快適にするための「繋ぎ」でもあります。
次のキャンプへ繋ぐ延長線として、撤収から帰宅するまでがワンセットだと考えれば、キャンプの片付けも楽しんで一日を締めくくる事ができるでしょう。
キャンプの締めくくりも存分に楽しんで、ワクワクするアウトドアライフを送ってくださいね。