初めての船釣りのジギングって何から始めれば良いかわからないですよね・・

初めてだけど、ジギングタックルを持っていない、船代はいくらなのか、船酔いが心配などなど、色々な不安がよぎりますよね。

でもそれは当然の事で、皆さん初めて船に乗るときは同じような不安を抱えるので恥ずかしい事じゃないですよ。

 

今回、奥が深く、魅力的なオフショアジギングを、より一層楽しめる釣行となるように初めての方の為に「オフショアジギングの準備段階」から詳しくまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね。

 

■準備

1]タックル

まず、実際に船に持っていく物を用意しますが、釣りですからタックルが必要ですよね。オフショアジギング未経験者であれば、持っていない人はもちろん、金銭的に準備できない人もいると思います。

そんな方の為にも、今はほとんどのジギング船がレンタル用のタックルを準備してくれます。

船によってその金額は変わるものの、平均して2000円~3000円が相場です。
ラインやジグも準備してくれますが、ロストの事を考えたら予め余分に準備して、ジグウェイトなど船長に確認しておきましょう。

 

 

2]カッパ・ブーツ

冬などは、海も時化やすく、移動中の水しぶきを浴びる確率も高くなるので、防寒着はもちろん、カッパとブーツ(雨靴)は準備しておきましょう

ブーツの中に水が入らないように、カッパの裾をブーツに被せるように履きましょう。

 

 

3]グローブ

釣行時、長時間ロッドを握り、ジグをしゃくっていると手の皮が擦りむける事もしばしばあります。

ジギンググローブは2000円~3000円程度でも市販されていますので、こちらも必需品となります。

 

 

4]ライフジャケット

自分の身を守るためには、必要不可欠なのがライフジャケットです。

安全の為にも、アタッチメント式ではなく、浮力材入りのライフジャケットの着用をおすすめします

ショアで使用しているものがあれば、それを使用しても大丈夫です。

万が一、準備ができない場合は、船に備え付けのライフジャケットがあることが多いので、問い合わせてみましょう。

 

5]クーラー

船の中では、帰港するまで釣った魚をクーラーや生け簀で生かしてくれたりもしますが、最終的には自分で持ち帰るのでクーラーボックスに氷を入れて準備しておく事が必要でしょう。

もちろん発泡スチロールの箱でもいいんですが、持ち運びしづらいです。

 

船酔い対策

オフショアの釣りでは「船酔い」が付いてきます。

人それぞれの体質もあり、船酔いに対する免疫力もありますが、その対策として前準備も必要です。その際に注意したいのが、「飲食物」と「酔い止め薬」と「睡眠」です。

酔い止め薬は当然ですが、準備する飲食物にも船酔いは大きく関わってきます。既にジギングを経験している人の中には、船酔いするから船上でも朝食も口にしないという人がいますが、それは船酔いを招く原因にもなります

脂ものや満腹感を感じるほどの飲食も船酔いの原因になるため、おにぎりやパンなどの手軽に少しずつ口にできる物をおすすめします。

 

それと、ワクワク感で寝れなくなるオフショアジギングの前日は、気持ちをなるべく抑えて、しっかりと睡眠をとるようにしましょう

睡眠不足の影響で船酔いしてしまったり、酔い止めを服用しても効果が表れない事もあるので注意しましょう。できれば、出港時間の一時間程前のタイミングで服用してスタンバイしておきましょう。

 

 

■船の予約

1] 船に予約を入れる

予約といっても「何日にジギングに行きます」と伝えるだけでは、初ジギングの場合は意味もなくなります。
この予約が当日のジギングのを成立させる可能性を8割方握ってると言っても過言ではありません

 

2] 伝えなければならない事

まず、船長に予約を入れる際に、何を確認して、何を伝えなければいけないのか・・・確認事項はたくさんありますが、まず初めに必ず伝えるべきは自分がジギング初心者だということです。

しっかりと初心者だという事を伝えておかなければ、当日の自分の釣果も左右されますが、他の釣り人にも迷惑をかけてしまう事になりかねません。

初心者ということを伏せて乗船したとき、まず釣り方が分からないという事です。周りの方の釣り方を真似るだけでは、全く釣れないという訳ではありませんが、その釣果は周りの人と比べて差がでます。

 

準備するタックルもしっかりと確認しておかないと、実際の釣行エリアには全く見合わないタックルで挑む可能性もあり、万一、魚がヒットしてもラインブレイクや潮流に見合わないウェイトのジグを使用することにより、他のラインと絡んでしまって迷惑を掛けることになりかねません。

予約を入れる段階で、今回が初めて、または、まだ数回しかジギングの経験がない事をしっかりと伝えておきましょう。

船長がキャビン横や斜め前に配置してくれ、アドバイスはもちろん、その釣り人の基準に合わせて進めてくれるはずですよ。

 

3] チャーターと乗り合い

基本的にジギングでは、一人の乗船も可能ですが、チャーターと乗り合いがあることを頭に入れておく必要があるので、自分が何人で乗船するかを伝えましょう。

チャーターは貸切りですので、予約時に、当日がチャーターであった場合は、乗ることができません。

乗り合いの場合は、見知らぬ人同士でも一緒に乗船して出港する為、この乗り合いがメインとなります。

 

4] 船代

料金は、乗船する船とその時に行くエリアによって異なるのが普通です。
場合によっては、当初の値段から変動する場合も出てきます。

出航中に釣行エリアが大きく変わることもあるからです。

船長が同船者に多数決をとり、もっと釣れるエリアへ移動する事も当然ありますので、航海距離も大きくなり必然的に船代も割増しになります。

当初予定していた金額の二倍を持っていれば十分です。

でも、念のため予め聞いていた方が良いかもしれませんね。

 

5] 天候の確認

天候確認は、前準備にも関わる大事な事です。当日のおおまかな天候は、天気予報で確認できますが、天気の移り変わり、予想される海況などは船長に確認しましょう

陸では風もないドピーカンであっても、海に行くと風の状況・波の高さなど大きく変わったりします。カッパや防寒着を必要ないと判断して車に置いてきたものの雨が降ってきた・・という事も十分ありえます。

船長に天候を確認して、それに伴ったウェアを選択するのが安心できます。

 

6] 出港時間と帰港時間

最後に確認するのが、当日の出港時間帰港時間です。

出港時間は、告げられた時間より一時間、遅くても30分前には到着しておきましょう。メンバーが揃い次第、出港することもあり、遅刻は厳禁ですので、万一、遅れそうになったら必ず連絡するように心掛けてください。

 

 

帰港時間と沖上がりの時間(釣り終了時間)を確認する事も重要です。

家路が遠い人はここでどれだけ寝れるかなど把握でき、メンタル面での心構えができます。

 

まず第一に、知っていて欲しいのは、「船上では船長の指示に必ず従う」という事です。

それは、ジギングに限らず、オフショアの釣りでは当たり前の事ですので、ジグを落とす動作・回収する動作においてもです。

何より重要なのは、乗船前に何を用意して、船長に何を聞けばいいのか・・実はここが非常に大きなウェイトを占めているものです

ショアとはまたひと味違う開放感のオフショアジギング。

準備を整えて良い釣果とクーラーボックスが埋まる程の「爆釣」を祈っています。

乗船前の予備プロセスを頭に入れ込んで、船釣りを楽しんで来てくださいね。

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