釣り具の要ともいうべき「リール」には、いくつか種類があります。

初心者でも扱いやすいスピニングリール!

パワー重視のベイトリール!

両軸リールやフライリールなどもあり、それぞれ釣りに合わせて色んなタイプのものが出回っていますが、多くの方が使っているのがスピニングリールとベイトリールの二大巨頭リールでしょうね。

ところでスピニングリールとベイトリールってどう違うの?

今回、そのスピン二ングリールとベイトリールのそれぞれの特徴と長所・短所を、簡潔にわかりやすくまとめてみましたので、ご覧ください。

 

スピニングリール

スピニングリールの特徴は、ベイトリールのようにラインがバックラッシュしません。
飛距離も良く飛び、軽いルアーをキャストできるのが特徴です。

また、スピニングリールを使う釣りは、繊細な釣りになることが多くドラグ調整が細かく利きます。

スピニングリールの欠点は、ベイトリールのようにパワーは無く、キャストの精度が若干落ちるので命中率に劣る点です。

 

長所

1.初心者でも比較的扱い易い

2.軽いルアーを使用でき、飛距離もでる

3.ドラグの性能が高い

 

■ライトルアー、ジギング向き

・飛距離が出る

・軽いものをキャストしやすい

・スピードを求めるキャスト

・スムーズなキャスト

 

短所
1.ベイトリールと比較してパワーが不足している2.ベイトリールと比較してキャストの精度が落ちる・パワーが足りない・ピンポイントを狙いにくい・ベイトに比べて糸ヨレが掛かりやすい

初心者や家族向けの釣竿にはスピニングリールが付いていることがほとんどです。

 

 

ベイトリール

ベイトリールの特徴は、前述したスピニングリールの反対です。

ラインがバックラッシュしやすく、飛距離も出ない、軽いルアーには向いていないのが特徴です。

ベイトリールの利点は、パワーがある、キャストの精度が高い点です。

 

長所
1.スピニングリールと比較してパワーがある
2.キャストの精度が高い
3.キャスト時にラインの放出方向と同じ方に巻き込む為、太いラインを使ってもトラブルがおきない
4.構造がシンプルなので気軽に出来る■船、ヘビールアー向き・糸にヨレが掛からない・糸巻き量が多い・コンパクトボディ

・パワーがある

・サミングしやすい

 

短所
1.軽いルアーには向かない
2.バックラッシュ率が高い
3.キャスト時、スプールを飛ぶルアーで回さなければいけない為、大きいスイング幅が必要になる
4.操作には慣れが必要・飛距離が出ない・軽いものをキャストしにくい・巻き上げが遅い・ジギングではロッドバランスが取りにくい

ベイトリールではスピニングリールに足りなかった分を補った長所がありますが、一方でスピニングリールの長所を消してしまっている部分もあるということ。

 

結局、どんな釣りをするかによってスピニングリールとベイトリールを使い分ける必要があるということになります。

 

 

どんな釣りに向いているか

①スピニングリール

飛距離の伸びる「スピニングリール」。

外海に面した堤防やサーフなど広範囲を攻める必要性がある場所では、スピニングリールの方が向いています。

遠い沖のポイントを狙うには、ベイトリールよりスピニングリールがおすすめです。

 

 

②ベイトリール

パワーもあって底を取りやすい「ベイトリール」。

足元での釣りやピンポイントでルアーを落とし込むような釣りに向いています。パワーもあるので、根に潜る根魚など専用に狙ってみてもいいでしょう。

パワー重視と狙い打ちだったら、スピニングリールよりベイトリールがおすすめです。

 

 

オフショアで使うスピニングとベイト

オフショアでのタイラバなどで、スピニングタックルとベイトタックルを使い分けてみる事をおすすめします。

なぜタックルを使い分けるのかというと、「フォールの速度」が違うからです。

リールの持つ性質上、ベイトタックルよりもスピニングタックルの方がフォールスピードが速い為、フォール中に見切られている状況ではスピニング、フォール中のアタリが多い時はベイト、という具合で使い分けるとで釣果に大きく差がでます。

 

フォールスピードを意識して、スピニングリールとベイトリールの使い回しすることで、有効なタイラバ攻略法となること間違いなしです。

フォールスピードは、ラインの太さや仕掛けのサイズも影響しますので、釣れている人と全く同じにはなりませんが、釣れている人のフォールスピードが自分より速いか遅いかを意識するだけでも有効な攻略法につなげられます。

 

 

まとめ

ベイトリールはスピニングリールのようにドラグ性能が高くないので、太いラインを使った強引なやり取りむきな釣りができます。なので細いラインを使うとデメリットが大きくなります。このベイトリールの特徴を考えると、障害物周りで軽めのリグはスピニングでは使えません。

 

今回、スピニングリールとベイトリールの特徴を簡単にまとめると、狙う魚種や釣りポイントによってベイトリールかスピニングリールを使い分けると、更に釣りがおもしろくなります。

 

ベイトリールは糸ヨレが発生しにくい構造で、魚がアタックしてきたときのダイレクト感が強烈に伝わりますので、「感度」と「パワー」といった特徴があり、スピニングリールはトラブルが少ないし、キャストがしやすいです。

 

それぞれの特徴があるので、結局のところ、スピニングもベイトも両方のリールを持っておくと、どんな釣りのシチュエーションでも楽しめそうですね。

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