満月の日はイカが釣れるとか釣れないとか、どちらか分からない噂をよく聞きますよね。

満月でもイカの釣果があがらないことは良くあるし、逆に半月や三日月でも爆釣のときだって良くあるよね。

特にケンサキイカ(ヤリイカ)やアオリイカ(水イカ)を狙うエギンガーの人たちは、は「満月の夜」を狙う人も多いと思いますが、今回は、何故イカ釣りは満月の夜が良いのか、または、イカ釣りは満月には適していないのか、ベストな潮の状態もあわせて解説していきます。

 

満月の夜にイカが釣れる理由

イカは触手で掴めるサイズの魚やエビを狙っています。
ランカーサイズの大きなイカになると、30~40㎝もあるような魚さえ捕食するそうです。

 

イカは匂いではなく、目で見て獲物を捕らえているそうだよ。

たしかに、雨上がりなどの海の濁りが強い日にはなかなか釣れませんし、透明度の高い海の綺麗な場所の方が良く釣れると聞いたこともあります。

 

満月の夜にイカが良く釣れると思われているのは、月明かりでエギが少しでも照らされることにより捕食対象とみなされるからと考えられています。

エギの種類には蛍光の物もありますが、これは少しでも光を放つようにしてイカにアピールさせているんですね。

 

でも満月の夜だからと言って全然釣れないときもありますよねぇ。

だからこそ、満月の夜の方が良いのかどうかという議論は後を絶ちません。

 

 

「満月でもイカが釣れるのは闇夜の満月」という逆説

満月には月夜と闇夜があります。

月夜とは、普通の満月のことと思って良いでしょう。

 

逆に闇夜とは、満月ではあるものの月明かりがほとんどない状態のことを言います。

日中に満月が見えることがありますが、その日の夜は見えない位置に移動していたりしますよね。
そういう日を闇夜の満月と言い、満月なんだけど月が見えないということです。

 

海が真っ暗であれば灯りに集まる魚を求めて行動するイカは、真っ暗であればあるほど釣り人が照らす灯りが明るくて魚が集まりやすいという考え方ができます。

こういうことから、満月の夜でも月明かりが一切ない闇夜の満月こそがイカ釣りに適した月の状態という考え方も存在しているようです。

 

月明かりがあった方がエギのアピール力が強いという考え方とは真逆の説になってしまいますが、光を利用しているという点では同じ考え方とも言えますね。

 

 

ポイントや状況により満月の日にイカを釣る

ケンサキイカ(ヤリイカ)の漁師は満月の夜は漁に出ないという人もいるほど、月夜の満月は釣りには不向きだという意見もあります。

漁師の場合は、漁船でプロの目利きで定めたポイントまで進み、光を集めて小魚を呼び寄せ、イカを集める漁法をとっています。

つまり、海全体が明るい場合だと、光で小魚が集められません。

なので月が明るい日は漁師はイカの漁をお休みするんです。

 

イカの漁師のようなプロが満月の夜に漁に出ないことから、満月の日は釣れないと考えられるようになったんですね!

 

月明かりがあれば、ライトなどで光を集めなくてもイカの釣果は見込めますが、月明かりが全くない場合は、光を集めることによって以下の釣果が見込めるということですね。

要はポイントや状況次第では、満月の日の方が釣れるとも言えますし、満月の日は釣れにくいともいえます。

 

月明かりが少ない日に、港にある常夜灯などの下がもっとも有効的な気もします。

逆に満月の日の月が明るい日には、いろんなところでイカが狙えると言ってもいいでしょう。

 

 

イカ釣りにオススメの条件

月夜の明るい満月の日は釣れにくいのは分かりましたが、その他の条件をまとめてみます。

 

イカ釣りにオススメの天気

集魚力のあるようなライトを持っている場合や、常夜灯の下などはやはり曇りの薄暗い日がオススメです。

 

イカは目視で獲物を捕らえます。
雨の日やたくさん雨の降った後などは海が濁っていることもあり、対象となる餌やエギが見えにくくなりますので、海が濁らない程度の雨ならば条件はさほど悪くなさそうです。

さらに、雨が降って海水の塩分濃度が低くなり、魚の食いが悪くなるそうです。

そもそも雨の中での釣りは少し危ないし、控えた方が良いですね。

季節で言えば、一般的に春イカは大きなサイズを狙うことができて、秋イカはサイズよりも数が狙えると言われています。

イカは一年を通して釣れるので、春先などは餌やエギのサイズを大きくするなどパターンによって釣り方を多少変えるのも良いかもしれません。

 

 

イカ釣りにオススメの潮の状態

一般的に大潮の日は潮が強く、小潮の日は潮が弱いと言われています。

風の状態で波の強さは変わってくるのですが、波や潮が強いとイカはあまり釣れません。

 

逆に全く波のないような状態も、イカの食いつきは良くないそうです。

 

大潮なのか小潮なのかは、ネットを見ればすぐにわかりますが、実際に潮を見て判断するしかなさそうです。

 

海に行かなくても、風の強弱は大体わかります。
風の強い日はイカ釣りはかなり厳しいので、控えましょう。

ライン(釣り糸)も絡まりやすいし、エサやエギが波に持って行かれるのはイカのヒキに似てますからね。

 

 

イカ釣りに適したコンディション

上記を踏まえて、イカ釣りに適したコンディションをまとめてみます。

・満月の闇夜(ただし集魚力のあるライトや常夜灯があること)
→ただし、光がなければ月夜の満月が理想・天気は曇り・風の強くない日・小潮が理想的

イカ釣りはアオリイカ(水イカ)やケンサキイカ(ヤリイカ)を狙う人が多いと思いますが、この記事が参考になれば幸いです。

コウイカなどの海底に生息しているイカは、海が濁ってなければどんな日でも狙えます。

日中のイカ釣りは、海の濁りが少なくて風の弱い日を狙うといいと言われています。

エギングの基本を徹底してイカを狙っていきましょう。参考になると思います。よければどうぞ、こちらもご覧下さい。↓

エギングの基本をおさえて簡単に釣ろう【超必見!】

おすすめの記事