地域によっては一年中狙えるセイゴ。

ちょいと釣りに行ってライトゲームを楽しみたい、そんなときに癒しのターゲットとなってくれるのがシーバスのベイビーたち。

河川をはじめ、サーフ・漁港・磯と、どこでも釣れるセイゴは、水温やベイトが安定している場所などでは真冬でも釣れたりするところもあります。

セイゴゲームを楽しむためには「地形の攻略」は、非常に重要な要素ですが、まさに身近な河川・河口部でライトタックルで気軽に狙える釣りなので、ある程度ポイントを絞って釣りたいものです。

今回、ビギナーでも一歩先に行ける、「地形で楽しむセイゴゲーム」をご紹介します。


セイゴ

セイゴゲームの二択

 

夏季シーズン手前のように、元気の良いセイゴが広範囲に散らばっている時期ほどではなくても、春日和の日差しが差し込む頃合いになってくるとポツポツとセイゴが見られてきます。

このような春季シーズンに入りたての頃合いでは、セイゴの多いエリアをピンポイントで釣るか、あるいは、数は少ないものの、地形やストラクチャーに身を寄せているセイゴを狙うかの二択が基本となります。

テトラ

 

地形に流れが絡むような橋周りなども判りやすく、釣りやすいセイゴポイントの一つになりますので、転々とランガンしながら行った先々の地形やストラクチャーを狙いつつ、排水などの流れも狙ってみると良いでしょう。

 

シーバスゲームの基本である「地形」。

そのステップアップという意味からも、群れているオープンエリアのセイゴはサイズが小さく、地形居着きのセイゴは40㎝前後あることも多くあります。

 

昼夜 地形からみるアプローチ

河川

 

まず、日中と夜。

デイゲームとナイトゲーム、その二つ合わせでアプローチの仕方も変わってきます。やはり、釣りやすさで言えば、ポイントを絞りやすい夜に軍配が上がりますが、それぞれセイゴを釣るためのポイントをおさえていきましょう。

 

■ナイトゲーム【夜】

ナイトゲームの時には、まずは肉眼で見えるストラクチャーである浮いてるブイやロープ、テトラポッドなど岸壁の際などを狙っていくことが基本であり、常夜灯の光が吸い込まれていくような場所も地形と絡めてトレースコースを取ってみることをおすすめします。次に水面の毛羽立ち方をみて、他と水面が違うところにキャストしてみる。それが良い毛羽立ちなのか、悪い毛羽立ちなのかは、その内に把握することができてくるので、まず、投げてみる事が何よりも大切です。

 

■デイゲーム【日中】

デイゲームに限らず、その場所の地形を知っていることは、セイゴゲームを楽しむ上で大きな武器になります。とにかく水中をイメージすることがポイントで、干潮時などに昼間の下見は意外にも重要です。

波打つような沈み根、小さいゴロタ石、流芯など、これらに潮の当たっている面を絡めて狙ってみると案外良かったりします。

 

大型セイゴは「地形」が大切

 

オープンエリアに、ただ闇雲に投げて巻くだけの繰り返しで釣るセイゴゲームも悪くありませんが、これはこれでそれなりに難しく、多くのアクションやその為のロッドワークの向上には、実際に避けては通れない道でもあります。

ただ、根魚のように地形に寄り添って捕食するのが、大型シーバスの特徴ですセイゴゲームにもこのようなニュアンスを入れていく事で、サイズアップの大型セイゴにも繋がってきます。

 

さいごに・・

 

ライトタックルで、より手軽に、簡単に、だけどしっかりとピンスポットを狙う。

こんなセイゴゲームは、実はかなりおもしろい釣りであり、みなさんの良く行くポイントでセイゴが居る場所でも、地形を意識した狙い方を色々と試して釣ってみることをおすすめします。

スズキ級の本シーズン開幕前の手慣らしとして「シーバスライトゲーム」を楽しみましょう。

 

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