九州・沖縄地方など千葉県以南の港からも岩場からも簡単に釣れる魚と言ったら、ベラやカサゴですね。

カサゴは九州地方ではアラカブと呼ばれ、みそ汁や唐揚げで美味しく食べることができて、人気があります。

 

ベラも刺身などで美味しく食べることができる魚ですが、鮮やかな色が食べる気をなくしてしまうため、リリースされたり大型の魚のエサにされたりします。

 

今回は、簡単に釣れるアラカブ(カサゴ)を釣るコツやポイントなどの解説と、美味しく食べるための調理方法などをご紹介します。

 

 

カサゴは種類が意外と多い

カサゴはカサゴ目メバル科という種類に属される魚。

頻繁に釣れるカサゴは「シロカサゴ」という種類がほとんど。

*PIXTA

他にも、アカカサゴ、フカカサゴ、ウッカリカサゴ、オニカサゴ、オキカサゴなどの種類があります。

 

特徴としてはヒレがとげとげになっていて、オニカサゴは特に棘が多くて注意が必要なカサゴですが、美味しく食べることができます。

 

呼び方はアラカブという呼び方が九州ではスタンダードですが、関西地方は「ガシラ」広島などは「ホゴ」とか、地方によっては色々な呼ばれ方をしています。

 

 

アラカブは岩場に生息し、何でも食べる

カサゴ(アラカブ)は岩場や港のテトラ周辺などに生息しています。

港の堤防下にも身を潜めていることが多くて、ファミリーでの釣りなどにも人気ですね。

 

カサゴはいろんな模様の個体がいますが、生息環境によってその場所に合った模様をしていることが多いです。

例えば、浅瀬に住むカサゴは海藻や岩などの色に合わせた褐色の模様をしていますし、深い場所に住むカサゴは赤色光の関係で赤っぽい色をしています。

これはもちろん、敵から身を守るために生息地域に合った色になっていると考えられていて、また、その場所と同じような色をしていれば、獲物を捕らえるために身をひそめることもできます。

 

そして、アラカブが何故釣りやすいかと言うと、捕食性が高いと言うところにあるでしょう。

 

たんぱく質になるようなもの、例えばソーセージなどでも釣ることができますし、小魚やゴカイ、甲殻類にも食いつきます。

エサがなくても、港や岩場の小さなカニをエサにしても簡単に釣れるのがアラカブ釣りの面白いポイントかもしれません。

 

 

アラカブを簡単に釣るコツ

アラカブは前述の通り、どんな餌でも構いません。

オキアミ、ゴカイはもちろん、外道で釣れた魚の肉をエサにしても簡単に釣れます。

 

ポイントとしては、穴釣りはもちろん、堤防やテトラ、岩場などで簡単に釣り上げることができますが、ここではコツを少しご紹介します。

 

●やはり一番大事なのは針のサイズ!

カサゴの生体の大きさは15㎝~25㎝。

口は大きなほうですので、針のサイズは大きめがいいでしょう。

 

大体12号以上15号くらいまで。あまり小さすぎると、エサが他の小魚に狙われてしまうため、カサゴ狙いの時は大きめの針を意識する必要がありそうです。

 

キス釣り用の針や、タイ狙いの針、チヌ狙いの針を代用しても全然問題ありません。
(キス釣り用でも大きめのサイズが望ましいです)

 

オモリに関していえば、適当でも良いですね。重すぎないようにすればOKです。

ウキは必要ありません。

垂らしてヒットしたら上げる!という感覚で簡単に釣ることができます。

 

ちなみに、生きたまま〆る必要はほとんどなさそうです。

刺身で食べられるほどの大きさのカサゴはあまりいませんし、ほとんど火を通して調理するので釣ったら冷やしておけば大丈夫です。

 

 

カサゴは本当に美味しい!色んな調理方法

アラカブ料理で検索するといろんな料理が出てきますが、やはり一番おいしいのは唐揚げではないでしょうか。

 

とげとげしいヒレを切り落としたら、内蔵もしっかり取り除いて、軽く塩をまぶして素揚げでもOK。

片栗粉を表面にまぶして、中までしっかり火を通せば、骨ごとバリバリ食べることができますよ。

あんかけなどしても非常に美味です。

 

他は、みそ汁ですね。

 

アラカブの味噌汁はかなり美味しい出汁が出るし、身も食べごたえがあるのでオススメ。

 

他にもムニエル、塩焼きなど、何でもおいしく食べることができます。

 

身は白身で、塩が良く合います!
おつまみにもピッタリだし、簡単に釣れるので釣り過ぎには注意した方が良いですが、簡単なアラカブ釣りを楽しんだ後は、美味しいアラカブ料理を嗜んでくださいね。

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